変わってきたお葬式

先日、お通やに行ってきました
近所のおばあさん(93歳)のお通夜です
久しぶりのお通夜ですが
時代の流れを感じました

まず、会場に入ると
「お香典は辞退いたします」の立て看板
そして受付に人はおらず
テーブルで氏名と住所を記帳しました
そして普通にお焼香して終わりました

 

私が嫁いだころは葬儀は隣組で運営しました
奥さんたちは主にお料理担当で
喪主の家で通夜やお葬式のお料理を作ってました
旦那さんたちは祭壇の設営の手伝いや
会場(喪主の家の座敷とか公会堂とか)の準備などをしました

  

いつしか葬儀社が
お葬式をとりしきる時代になりました
アッという間に浸透しましたね
当時は舅姑小姑たちは

舅

ちゃんとした家は自宅で葬式するもんだ!!

なんて言ってたけど、
世の中の流れの速さはすごかったですね~
結局、舅も葬儀社にお願いしましたからね~

  

    

コロナ禍になって
ますます簡素になり
初七日の席も設けないのが当たり前みたいになりました

その後の不景気もあり
お付き合いも縮小傾向にあります

隣組の人たちにお願いしてお礼や食事を出すよりも
葬儀社に一括お願いしたほうが安上がりなこともあるでしょう
葬儀社を使う場合は組の人たちの仕事はさほどないので・・・

   

  

そんなこんなで、 
私の住む田舎でもお葬式は縮小傾向にあるようです

しかし小さなお葬式だから
いけないのか?というとそうではなく
かえってシンプルでよい感じに見えました

最期のお別れは
近しい人たちで心のこもったお別れができれば
それでよいと私は思います

今回は亡くなったおばあさんの家は
跡取りさんがいないので
おそらく地元のお付き合いに区切りをつけたかったのだと思われます
お香典をいただくとその後のお付き合いが大変です
ましてや地元に住んでいないようなので
やりきれませんものね・・・

  

  

葬儀業界の方にとっては残念なのかもしれませんが
盛大なお葬式は著名人や成功者、
町の名士とかですかね
私のような一般庶民は「小さいお葬式」大賛成です

先日読んだ「老後の資金がありません」でも
親送りのエピソードがありました
主人公篤子の舅の盛大なお葬式、
お友達の姑さんの小さなお葬式
対照的で興味深かったです

老後の資金がありません 映画&小説
老後の資金がありませんアマゾンプライムで観て良かったので本も読みましたどちらもとても良かったです^^    映画 老後の資金がありません!アマゾンプライムビデオ    こちらは原作 主人公の50代夫婦が様々なことに遭遇しながら老後の暮らしを...

  

わたしなら、
ごく近い人に見守られ
小さいお葬式で静かにあの世に行きたいな
できるだけお金をかけず
無事終わったら、私のささやかな保険金で
おいしいものでも食べてほしいと思います

おばあちゃんは○○だったよね~
なんて、良いこと悪いこと
話してくれたらうれしいな

その時々のご時世で
いろいろ変わっていくのでしょうね

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