夫が不倫相手に出会って10年で別れるまで【その4】

出会った頃は性格もよく似てると思い意気投合
誕生日も同じで運命を感じて
軽い浮気心で始まった不倫は10年におよびました

人間関係、特に恋愛関係ともなると
お互いの気持ちがずっと同じとは限らない
ただの友達なら濃くなったり薄くなったり
その時なりのお付き合いができるけど
男女の関係になってしまうと
それは難しいのでしょうね

最初はいろいろな悩みを抱える彼女を不憫に思い
力になっていた夫も
次第に心が冷めていったと言いました

相談事は自分ばかり
サポートするのも自分ばかり
話の中で夫が自分の家族の事を話すと激怒
次第に嫉妬深くなり
夫が家族と少しでも良い関係かと思うと激怒
私だけを見てと・・

そのころ、彼女の父親が亡くなったり
母親は認知症から要介護、そして施設へ
家には彼女と子供たち
そのころは中高生かな
単身赴任の夫は戻ってきたけれど
別居していたようです
実質、フリーな状態の彼女は
ますます不倫相手である夫にのめり込み
束縛するようになっていったようです

思うに、彼女にとって
「不倫相手」が「自分の夫」であると思い込んでいたのでしょう
自分に子どもの相談はするけれど
相手にも子どもの話はどうでもいい・・・
みたいにな身勝手が続き
そんな彼女に辟易していたようです

かといって、そんな彼女と別れられない
激怒して泣いてすがってくる
そんな彼女と一方的に関係を切ることが出来なかった
かわいそうで・・・・
と夫はいいました

  

不倫をしてから月日が流れ
お互いの心が変わっていった
冷めていく夫と
ますます強く求める彼女
人間の感情の変化は怖い

  

不倫が始まって3-4年過ぎたころから
心に冷たい風が吹くようになったと夫

自分はどうなってしまうのか
このままではいけない
そう思いつつもどうしたらよいかわからない

身の上相談やネットを検索したが
思うようなものもなく
日々が流れていったそうです



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