社員6人の小企業で働いています
勤続21年目
創業1年目に入社した私
会社がどんどん繁栄して、そして落ち込んでいく
絵にかいたような栄枯盛衰のドラマをみているようです
私が入社してからの10年間で会社は増収増益!
大成功を収めました
出来たばかりの会社を盛り上げようと
社員全員やる気に満ち溢れていましたね~
このころは社員主動でした
開発、製造、営業、経理、総務、
ひとりひとりが主人公!
大成功して大きな建屋に移転
それを機に社長の態度が激変!
社内ミーティングは激減し、
いろいろなコンサルタントに仕事を外注
社員の意見はいっさい耳を傾けず
自身は会長に、息子を社長にしました
息子は40代ですが社会経験が全くない
親子(会長社長)は気づいていないみたいだけど
息子は発達障害と生来の我の強さがあるのです
学生時代から友人は一人もおらず、
いつもひとりだったそう・・・
そんな息子が外部コンサル達から
「社長、社長!」
っておだてられて勘違いするのに
そう時間はかかりません
それと同時進行で父親は数回の脳梗塞・・・・
そんな感じでこの10年、業績はダダ下がり!
今期は創業以来最悪の大赤字と債務超過となる見込みです
21年この会社にいて
前半の10年は楽しかったです
やりがいもあったし、給料もボーナスも思った以上にいただけました
でも後半の10年は
やりがいはなく、給料減額、ボーナスなしになってしまいました
経営者からすれば社員が主人公ではなく
自分が主人公になりたかったんでしょうね
まあ、自分がオーナーなのですから
それもアリなのでしょうが・・・
でもそれで業績悪化で良いのでしょうか?
私からすると不思議ですが
会長社長親子からすれば、たとえ業績不振であろうと
自分の会社なのだから、自分の好きにやりたいんでしょうね
きっと・・・
私は一社員ですし今月60歳になるので
会社に生きる意味的なやりがいを求めず
淡々と言われたことをしています
それが会長社長のお望みのようなので・・・・
「会社の衰退」と「私の老化」のタイミングが
だいたい合っていたから救いかな?
今でも時々歯がゆい思いはありますが
8時間、淡々と仕事すればいただけるお給料は
ありがたいので、適当にやり過ごしています
労働作業としては自分の能力の6割程度でできる仕事なので
まあいいか・・
年齢的にも体力も落ちてきているし、
孫もできたので
そちらに意識が向いているので
良しとしましょう
今はただ、
会社がV字回復するのか?
このまま沈むのか?
ドラマを見るように客観的に観察しています
(ともするとすぐに熱くなってしまう性格なので注意して)
出来るだけ静かに
会社を見守りたいと思います