同僚の退職条件(40代社員)/交渉の難しさ

社員6名の小さな会社
今月4名が退職します
会長社長がそれぞれ個別に面談しているので
退職条件が違います

今回は40代社員についてまとめました

40代男性の場合

勤続21年
新卒で入社した唯一の社員
製造担当で会長社長のお気に入りに見えていたので
今回のリストラの件では驚きました
本人もびっくりしていました
リストラ対象は他人事だと思っていたようでした

面談では大声で言い合いに!

第1回面談 会社の経営状況悪化を理由に解雇通告
      条件を変えての再雇用はなし

第2回面談 ほかの2人と違い定年退職ではないので
      退職加算金と有休買取を要求
      社長はいきなり激怒し
      一時は会議室の外にも聞こえるほどの大声で言い合いになりました

社長
社長

君は介護休暇も有給休暇もたっぷりとって
大して仕事してないじゃないか!

40代社員
40代社員

母が病気になり有休休暇は使いましたが仕事に支障をきたしていません。
介護休暇は社長が言い出したことですよね?
介護休業をとらせれば会社で補助金が60万円でるから休んでくださいと
言いましたよね?

大まかにこんな感じのやりとり
社員の言っていることは正しいです
私もしっかり聞いていましたから

有給休暇は取っていましたが、あくまでも有休の範囲内
仕事に影響がないのは仕事がないからなのですが・・・

以前社内会議で仕事が激減しているので
社長に営業に出てもらいたいと、全社員で訴えたのですがスルーされました
営業といっても、従来の取引先にご挨拶に行って現状を確認したり
受注の見込みなどの調査ですが・・・

2代目社長はいかんせん、仕事が嫌いなので・・・💦
毎日あくびして、ぶらぶらしているばかりでした

会長は脳梗塞でご隠居さん状態で話になりませんしね・・・

結局、規定の退職金で有給休暇消化後に退職となりました

彼としては不本意な退職となりました
話をしましたが怒り心頭の様子でした

製造残が発覚して急展開!

その2~3日後、
彼の製造している製品が未製造状態となっていることが発覚しました
この製品は近日中に製造終了になることが決まっていて
これがラストオーダーでした

それに気づいた社長!
会社に残留する社員に製造を打診したところ断られました
残留する社員は製造することは出来るのですが・・・
なぜ断ったか?断るのが通用するのか?
疑問はいろいろわいてきます

そこで社長は手のひら返しで件の彼に製造をお願いしてきたのです

突然の製造依頼で加算金要求

リストラ対象の彼
この状況に俄然、交渉のやる気が出てきました

40代社員
40代社員

出勤して製造する代わりに
基本給の3か月分の加算金を希望します
出勤日の有給休暇は買い取ってください。
退職金は最終日に払ってください

社長
社長

それは厳しいです

加算金と有休買取と合わせて20万円ではどうでしょうか?
また支払いは2か月先になります

彼の賃金で換算すると基本給×3か月でだいたい50万円程度です
有休買取は1日だいたい8,000円×10日=80,000円
合計58万円の上乗せ提案です

欲張りすぎた提案

40代社員の提案を聞いた時
「え?ちょっと欲張りすぎでは?」
心の中でそう思いました

この40代男性
新卒でこの小さな会社に入り
会長社長にこれまで甘やかされてきたため世間知らずなのです
そして友人も少なそう・・・
おまけに頑固な性格なので
あまり人のアドバイスは聞かないところがあります

そうはいっても同僚としては
特に何の支障もなく、淡々と仕事をするタイプなので
やりやすかったのですが・・・・

私も相談されてそアドバイスしたけど
まさかここまでふっかけるとは思ってもみませんでした

私の時もそうでしたが、ひとつひとつコンサルタントに相談するので
全て持ち帰りになってしまい時間がかかってしまいます
おまけに相談すると条件は私たちにとって一方的に悪くなるのです
この提案がどうなったかというと・・・・

交渉結果

結局、コンサルと相談して後日、回答があったそうです
その結果は・・・

✅加算金と有休買取を合わせて20万円
✅退職金は2か月後

という、、不本意な回答でした

交渉がうまくいかなかった原因は?

傍から見ていて、そりゃダメでしょう・・・
と思っていました

原因1
いかんせん、欲張りすぎ!です

今の社長や会社にそんな余力はありません
ないからリストラするのですから
落としどころを探るべきでした

原因2
早々に製造し始めてしまった

製造を依頼されて、早速製造に取り掛かってしまった彼
きっと、加算金が欲しかったんでしょうね~

条件も決めずに製造を始めてしまった
そして製造しながら交渉

着々と製品が出来てくれば日を追うごとに社長に有利になる
このことに彼は気づかなかったのでしょうか?

お金が欲しいのはわかるけど
もう少し焦らせばよかったのでは?
そもそもこの問題は社長の読みの甘さとからで
対応すべき人は会社に残った人だと思う
残った人が作れないわけじゃないのですから・・・・

原因3
覚書を早く出しすぎた

退職条件の覚書
私が社長にサインをしてもらったのを話したので
彼も自分の要求を書いて早々に面談で提出したみたいです

え?これって感じ悪くない?

私は面談で決まった後に作りました

私

いま、決めたことを文書にしました
そのほうがお互いに齟齬がないと思うので・・・・
すみませんが内容を確認してサインお願いできますか?

こんな感じで、お願いしたのです

これを最初に出してしまったらどうでしょう?
相手は身構えるのではないかな?

私の考察・・・長男嫁の経験が役に立ってる?

交渉するって難しいですね
私は結果的に良い落としどころになったと思っています
これ以上会社からは良い条件は引き出せない
そこまで話を引き出せたから悔いはないです

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でも、今回の事を考えると
私の半生である長男嫁としての日々が役立っているのかもしれないな
ってふと思いました

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自分の要求を通すための交渉

実は相手の性格や現状をしっかり把握することや
譲歩できるところ、絶対通したいところを考えておくこと
いわゆる「落としどころ」がきもだと思います

そりゃ全部、自分の要求が通ればそんなハッピーは事はないです
でもそうじゃないから交渉になっているのであって・・・・ね
話をする中でどの辺が落としどころなのか探るのは
相手をみる観察力、洞察力が必要

最初に大きな要求を出すのも手です
自分はここまで求めていないけれど
最初に大きめに要求しておいて
落としどころこそが本当の自分の希望っていうやり方もあり

40代男性の彼が「基本給3か月分と有休買取」がフェイク要求で
「20万円の加算金」が本当の要求だとしたら
それは交渉上手ということになるでしょう

まだ製造は完成していないようです
同じ退職者として今後を見守っていこうと思います

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