唯一、後悔していること。

現在50代。
長男嫁、農家嫁、同居嫁としての暗黒時代は13年。
その後の10年は自己防衛のために戦う時代。
戦う嫁はもちろん無傷ではいられません。
それでも戦ったからこそ、無事自分を取り戻し、
現在まで自分らしく暮らせています。

そんな私が唯一後悔していること。
それはお金と家のことです。

後悔なんてかっこ悪いけど。でも後悔してる(>_<)

基本、後悔はしていない。
と言い切っています。
というか、心に決めています。
負けず嫌いなんです。
わたし。
それに「後悔」なんてかっこ悪い気がして・・・

自分の人生は常にベストを尽くしてきたし、
後悔なんてしてないよ!!

って、言いたい!!
言いきりたい!
でも、でも、でも!!

やっぱり
時を戻せることならあの頃に戻って隠し貯金しとくんだった~!!
同居の新築、建てなけりゃ良かった~!!

貯金を殖やすには時間が必要。貴重な時間を無駄にしないで。

舅姑は、浪費家タイプ。
コツコツ貯金する習慣がありません。
貯金する事が悪だと思っているぐらい。

なので、コツコツ貯金していきたい私とは水と油。
合わないのです。

モノの管理も適当で、
例えばハサミがない。となると
買えば良い。と考える。
なので、家を片付けるとハサミだらけ!!!

私はきちんとあった場所にもどして、
丁寧に長く使う習慣だったので、まったく合いません。

それだけなら、習慣の違いで受け流せばよいのですが、
こちらにまで影響が出てくるのです。

我が家の農業は果樹なので、夏収穫して秋に収入が口座に入ります。
それから必要経費を除いたものが利益。
それで来年の夏まで1年間、生活していくわけです。

それなのに、それまでに使ってしまうのです。
農機具ならまだしも、小姑たちの子供、まあ孫たちや
自分たちの旅行など。
そもそも、日常的に金離れが良いので、あれよあれよという間に
使ってしまいます。

そして、春ごろになるとお金がだんだん無くなってきて、
機嫌が悪くなり、お酒を飲んで大暴れ。

結果、私たちのボーナスを生活費や、舅姑の必要なものに消えていきました。
今考えるとばかみたい。

酒癖が悪く、連日大騒ぎするので、こちらは睡眠不足の鬱状態。
少しでも機嫌が良くなるならばとお金を出していました。

今考えても腹が立つ!
それより、弱かった自分に腹が立つ!!

今ならオバサンパワー爆発させるのに!!

いや、しかし、
おばさんでも、若くても、
言うべき時には毅然とした態度で臨む勇気が必要でした。

同居するための家を新築。これが先の人生を苦しめた。

もともと家が古かったので、新築ありきでの同居でした。
舅姑に貯金はなく、保険の満期金を頭金として出してくれました。
同じ金額を私たち夫婦も貯金から出して、
その後の住宅ローンは私たちが返していくということで
完全同居の家を新築したのです。

この時、もっとよく考えれば良かった。

舅も歳をとれば多少は丸くなるかな、なんて思っていた私ですが、
甘かった!!
ますますヒートアップ。

酒癖悪さは変わらず、
小姑ふたりは子供を連れて、しょっちゅう家にいる状態。
生活費はほとんど私たち夫婦負担。
舅姑、私たち家族4人、(小姑+子供2)×2 合計12人が
ほぼ家にいる状態なのです。
小姑たちは年の1/3は確実にいる感じ。
光熱費もばかになりません。

新築→給料ダウン→別居→デフレ経済に突入

新築して1年ぐらいで、衝突が絶えず、
3年後には完全別居。
舅姑小姑 VS わしたち夫婦
完全戦争状態。

私たちが出て行ってアパートで暮らしていましたが、
結局ローンを返していけないということで、
舅姑が近くに小さな家を建てました。
(お金のない舅ですが、とあることで臨時収入あり)

残ったのは住宅ローン。
6人用の家を4人で使えるのはいいけれど、
ローン負担が重くのしかかります。

そのうえ、時代はバブルがはじけて超デフレ時代に突入。
夫は給与ダウン。
私は勤めていた会社が閉鎖となり失業。

めでたく別居となったけど、
お金の面では、これから先、子供が成人するまで苦労が続きました。

ああ、舅の言いなりにお金を使うんじゃなかった。
同居せず、4人用の小さな家を建てれば良かった・・・


あとの祭りです。

同居新築はよ~く考えて!貯金は大事

あなたがもし、同居新築を考えているなら
よ~く考えてくださいね。
貯金を全部出しちゃうなんて私みたいな間抜けなことは絶対しないでね。
適当に少し残しておくことをお勧めします。

そして、浪費家の舅姑がどんなに騒ごうと暴れようと
自分の貯金は死守してください。


こういうことって、あとあと効いてくるんですよ(涙)
私も、何度うらめしく思ったことか!!

お金の事だけは、取り返しがつきません。
慎重に、冷静に、熟考してくださいね!


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