な:ならわし(地域の習慣)

嫁ぎ先の地域での風習でびっくりしたのが、花嫁道具のお披露目です。

家具や荷物が運び込まれると、姑がご近所の奥様方を家に招きます。
もちろんまだ結婚前で、お嫁さんは同席していませんよ。

そして、みんなでお嫁さんの花嫁道具を見るのです!
たんすやドレッサーなどの家具だけならまだしも、 たんすの中身まで!
着物や持ち物の枚数や品定めをしながら、お茶を頂く・・・・ ・ びっくりです!

なぜ、私がそのことを知ったかというと
姑や小姑がこんな会話をしてるのを聞いたから。

「○○さんちのお嫁さんの道具は素晴らしかったわ。実家が裕福だからね。」とか
「○○さんちのお嫁さんの着物、何着も入っていたわよ。」

私の実家は裕福ではないので、肩身が狭い思いをしました。
お金持ちのお嫁さんは、そんなこと思わないかもしれませんね。
でも、私は嫌だったな~。

私の実家は母子家庭で裕福ではなかったけど、
結婚するまでに貯金して、それなりの嫁入り自宅はしていったつもり。
なのに、無神経な習慣や言動がつらかったです。

このお話し、平成元年頃のお話しです。(古いですね^^;)
もう、こんな風習ないのかしら。

ないといいな。
なくなっているといいな。
下らない陰湿な風習はなくなっていることを願います。

そして、そういうことで自分には価値がないとか、
簡単に他人と優劣をつけたりとか、
そういう人間になってはいけないと強く思う現在の私なのです。

下らない風習なんか、さっとかわして気にしない~♪
そんな、しなやかさをみにつけたいものです。

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