ゆ:夢

「お母さんは将来の夢は何?」
ムスメふたりが小さい時、お風呂の中で言った言葉です。
「私は花屋さん!」「私は看護婦さん!」
などとムスメ達は楽しそうに話しています。
「・・・・・。お母さんは大人なんだから夢なんてないんだよ。」
「ふーん。」
ムスメ達は大して気にも留めずに、お風呂で遊んでいました。

その時、自分の中で「????」って疑問がわいてきたんです。
私の将来。私の夢。
大人だって大人なりの将来を夢見ていいんじゃないかな?ってふと思ったのです。
「舅姑小姑達とは全く関係ない私の将来の夢」を持ったっていいはず!

「夢」っていうと、すごく大きなものを想像しがちですが、
小さくても立派な「夢」なんじゃないかなって思います。
それこそ、
「自分サイズの夢」。
それは、とっても小さなこと。

エレクトーンのグレードテストを受けてみたい。そのために、レッスンに通おう!とか。
仕事に必要な資格にチャレンジして、将来に役立てよう!とか。
どうしても我慢できなくなったら、この家を出てやる!そのために貯金に励もう!とか。


ちょうどその頃毎日が憂鬱で、それが日常化していたのですが、
「自分サイズの夢」を心に描くようになってから、心がだんだん軽くなってきたのです。

夢に向かっての多少の努力が必要な時もありますが、それはそれでまた心地よい。
自分自身で決めた夢ですから、無理する必要もないし、変更も自由自在なのですから。

何より、「自分自身のための時間や行動」がこれほど日常のスパイスになるなんて、
思ってもみませんでした。
いくつになっても、夢みることって素敵なことですよね。
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